先日、『夏の準備が始まりました』…とお話しした折重ですが、
この2週間は、秋の準備をしています。
何を作っているかと申しますと、
神社の秋祭り用の箱札の素地を作っています。
神社仏閣が落ち着く時期は、
御田植が終わった後のようです。
そして、お祭りシーズンに突入する前に、
神社さんにお勤めのみなさんが、
手作業で箱札を包み、水引をかけ…という作業をされるようです。
私の祖父は、
昭和初期~戦後高度経済成長期にかけて、
箱札を作る職人でした。
当時の職人は、箱札を作る際、
身を清め白い作業着で作っていたそうです。
この国には、ずっとずっと変わらないものがあります。
その一つが、折箱作りであることを再認識できる箱札作りです。